飛騨高山は好きな街で、何度行っても素晴らしく飽きることはない

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飛騨高山は好きな街で、幾度となく訪れている。しかし以前は国道158号線の交通事情が悪く、特に長野と岐阜の県境にある安房峠付近が行手を塞いでいた。乗用車同士でもようやくすれ違える道幅で、それにまして道路がクネクネと曲がっている。そこを路線バスが走っているので厄介だ。標高1812mの山道を、バスがゆっくりカーブを切って走る。そのバスが前を走っていたら最悪だ。腹を括って諦めて運転しなければならない。また対向車とすれ違うのも難しく、バスは道路がクネクネと曲がっているのでバックができない。ほとんどは常用車がバックすることになる。それがスムーズな場合はまだ許せるが、乗用車のドライバーが運転に不慣れな場合は我慢の限界だ。こんな状況なのでとにかく時間がかかった。しかし今は道路も整備されスムーズに走れるようにな李、飛騨高山には問題なく行けるようになった。

 古い町並み「三町伝統的建造物群保存地区」は往時に引き込まれる

やはり飛騨高山を代表する「三町伝統的建造物群保存地区」は何度行っても素晴らしい。江戸末期から明治期に建てられた屋敷が、上三之町を中心に数多く軒を連ねている。古い町並みを保存するために電線などは軒下に配線し景観を維持し、出格子の連なる軒下には用水が流れ、徹底した保護や管理をしている。また建造物群保存地区の通りには地酒や朴葉味噌など、飛騨高山ならではの名産品を扱う店も軒を並べ、造り酒屋には杉の葉を玉にした“酒ばやし”が下がり、江戸時代や明治時代に引きずり込まれてしまう。この街の最大特徴は、他の街の建造物群保存地区とは違って、街のド真ん中にあるのが特徴。猛威奮っているコロナ禍で、多分観光客も少ないと思うので、観光客が少ない時に、じっくり観て廻るのも一興かも。

 温泉にも恵まれ、少し足を伸ばせば奥飛騨温泉郷が迎えてくれる

飛騨高山は、平成の市町村合併の一環で、平成17年(2005年)に近隣9町村と合併し、東京全体に指摘する面積となり、日本一広い「市」となった。温泉は単純温泉(弱アルカリ性低張性低温泉)で特別特徴はない。源泉は少し温めなので多分沸かしているのだろう。本当に温泉を満喫したい場合は、近くにある平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉から構成されている奥飛騨温泉郷(所在地は高山市)がある。この温泉は武田信玄が飛騨を攻めた時に、老猿が湯だまりで傷をした。これが温泉の由来とされており、また江戸時代には、北陸の諸大名が参勤交代の際には、平湯に逗留し長旅の疲れを癒していた。大自然が形成した五つの温泉地は、秘湯と云われる露天風呂から貸切風呂まで様々な温泉が楽しめる。 また奥飛騨温泉郷の自然が織り成す五種五様の安らぎが、 都会の喧騒忘れさせ、心も体もリフレッシュできる。

 三大朝市の陣屋前朝市・赤い欄干の中橋・民家を移築復元した飛騨の里など見所一杯

岐阜県高山には「三町伝統的建造物群保存地区」以外でも、毎日実施されている宮川の朝市。千葉の勝浦、石川の輪島と並ぶ日本三大朝市の一つで、毎朝賑わっている「陣屋前朝市」。高山の観光拠点の中心とされる中橋。ちょっと郊外には出れば,マウンテンバイクと廃線を利用した「レールマウンテンバイク Gattan Go」。国の重要文化財4棟を含む、飛騨地方の特色ある農山村の民家を移築・復元した「飛騨の里」。鯉が泳ぐ瀬戸川と古い歴史が物語る「白壁土蔵街」。約1,200年前のに中国から伝わった這子(ほうこ)と天児(あまがつ)だと伝えられる玩具「さるぼぼ」。飛騨と信州にまたがる雄大なコニーデ型休火山の「乗鞍岳」。宇宙素粒子ニュートリノに関する研究で、2度のノーベル賞をもたらした宇宙物理学研究拠点を擁する町「ひだ宇宙科学館カミオカラボ」。などなど観るには事欠かない飛騨高山。魅力いっぱいの街が待っている。

 重要有形民俗文化財の豪華絢爛な屋台が曳き揃う

今や日本を代表する高山祭の起源は古く、飛騨の領国大名出だった金森氏の時代(1585年から1692年)で、春の「山王祭」と秋の「八幡祭」、二つの祭が毎年行われ、この二つの祭りををさす総称が高山祭で、高山の人々によって大切に守り継がれてきました。春は12台の屋台が勢揃いし、神楽台・三番叟・龍神台・石橋台の4台は、中橋西詰めのお旅所前広場(高山陣屋前)に集結し、毎年4月14日・15日に開催され山王祭は春の高山祭。毎年10月9日・10日に開催される八幡祭は櫻山八幡宮の例祭で、旧高山城下町北半分の氏神様である櫻山八幡宮の例祭となっており、安川通りの北側に11台の屋台が登場し、からくり人形の妙義が見られる。またお旅所前では、三番叟・石橋台・龍神台によるからくり奉納が披露されます。3台とも熟練の綱方が幾本もの綱を操って、人形を操作する大変高度な技術を要するも、それはまるで生きているかのような人形の繊細かつ大胆な演技に圧倒される。著者も飛騨高山には何度も行っているが、高山祭に2度遭遇したが、いずれも雨で屋台を観ることはできなかった。

 植物性乳酸醗酵を促し、独特の酸味と旨味が生まれる赤かぶの漬物


岐阜県高山を代表する食べ物は、飛騨牛や朴葉味噌そして赤かぶなどがある。中でも赤かぶの漬物は、酸味が効いて身震いがするほど酸っぱい。著者はこの酸っぱさが好きで大好物。今でも定期的に購入している。岐阜名産の「飛騨紅かぶら(ひだべに)」を、丸ごと塩漬けにした伝統の漬け物。 低温でじっくりと熟成させることで、植物性乳酸醗酵を促し、独特の酸味と旨味が生まれる。 美しい紅色は赤かぶらの自然の色素が醗酵して生まれる乳酸に反応して発色するもので、着色料等は一切使用していない。赤かぶは高山市を中心に栽培されたもので、 原産地とされる旧丹生川村(現高山市)は、古くから八賀郷と呼ばれ、ここで八賀かぶと呼ばれる赤紫色の丸かぶが作られている。 大正7年(1918年)には、八賀かぶの中から紅色の突然変異株が発見されたのが飛騨紅かぶ。 柔らかく肥大したかぶは、主に漬物用として最適。

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